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光と陰の境を彷徨いながら想うこと


by SOKRATESLIFE
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五感を開け

五感を開け_d0102442_17465275.jpg

最後の大イベントを終えて翌日、書類整理をしての帰り。西原小そばから幡ヶ谷方面の夕空を写す。コルトレーンのレイジーバードを聞きながら。
# by SOKRATESLIFE | 2008-02-23 17:46

庶民的な宮廷料理

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神楽坂松の実は外見は普通の民家。自宅キッチンに4人席を4セット設えたこじんまりとした部屋で、プレフィクスの伝統韓国伝統料理をいただくお店。開店7年。5500円のコースのみ。いかにも胃に良さそうな松の実粥に始まって、小麦粉に卵を混ぜて練った、小さなクレープのようなものに、煮しいたけや各種ナムルなど9種の惣菜を包んで頂くオードブル(九節板クジョルパン)、ごぼうのチヂミ、ぴりから大根おでん(とでも呼ぶべき料理)、トッポギ入り野菜炒め、参鷄湯と続いて最後はとうもろこし茶とゼリーのデザートと続く(その他にも2、3品)。
初めていった人はもちろん感動もの。何度行っても飽きのこない薬膳料理。お店の方々もとても親切で、ほっと癒される。最近おお賑わいの神楽坂だが、あまり沢山お客さんが押し寄せないといいなあと思う。(神楽坂通り沿い鳥茶屋の少し奥に入ったところ。)
# by SOKRATESLIFE | 2008-02-19 22:31

大勝軒の悠太郎

大勝軒の悠太郎_d0102442_2073756.jpg

サントリーホールのコンサートに行きたくないと言って二人でラーメン。今頃紀代里と薫子はどうしているかな?と思ったら「いたたまれないので前半で帰る」とメールがきた。8歳の薫子には少し早すぎたのかな。
# by SOKRATESLIFE | 2008-02-18 20:07

すごいぞ!かお!

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ジャンプしたら一番高い鉄棒に届くようになったんだよ、と試してみたらなかなか届かない。今日はちょっと無理かなと思いながら見ていたら、なんと!20回くらいトライしてついに鉄棒つかんじゃった!いつもながらすごいぞ!
# by SOKRATESLIFE | 2008-02-18 01:33

BABEL

BABEL_d0102442_3361628.jpg話題のバベルを観た。後味が良いとは言えない。リラックスする瞬間はほとんどなかった。でも、心が動かされたことは間違いない。

不安定だが平静な日常にふと訪れる”非日常”。あこがれていた非日常が日常にとって代わられた時、すぐ側に”破滅”が口を開けて待っている。しかも、”非日常”や”破滅”のすぐ脇では”日常”のシーンが何の気遣いもなく進行している。

人の一生は、大小の違いこそあれ、こういったイベントを何度か挟みながら展開していくのだろう。人生の希望を探す聾唖の少女チエコ(菊池凛子)、モロッコ旅行中に妻が銃撃されたジョーンズ(ブラッド・ピット)、まさか命中するはずがないと思っていたライフルの銃弾が観光バスに命中してしまったモロッコ山中の羊飼いイブラハム、そして、メキシコに住む息子の結婚式に無理を押して出席したばかりに、16年乳母として暮らしたアメリカから強制送還されてしまうアメリア。

日常に埋没してしまっては人生に夢はなくなる。しかし、非日常が日常にとって代わられてしまえば心も体もバラバラにに崩れる。人間の体や意思はそう強くはない。非日常が知らず知らずのうちに日常に進化、転化できるようにコントロールするバランス感がなければ、人は幸せに暮らし、成長することはできないということだとすれば、いかにしてそのバランスを保つか。いかにして強い意志を持続させるか。それは、経験か、知識か、体力か、友人か、家族か、宗教か。

4人の登場人物が、生存と破滅の境界線上でもがく姿を見ながら、飛躍したい、背伸びしたい、という理想をどうやって実現しくべきなのか、いや、自分にとって受け入れるべき非日常と拒絶すべき破滅の境界線はいかに見極めるのか。居たたまれなくなるような映画だった。

21時55分より六本木ヒルズにて。
# by sokrateslife | 2007-05-03 03:18 | cinema